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■  二輪ジムカーナについて ■


1・ 2輪ジムカーナとは?

 ジムカーナ(GYMKHANA)とは、一定のコースを周回走行するサーキットとは異なり、自動車学校や駐車場のような舗装された場所に、パイロン等で任意にスラローム等を主体とした課題を含んだテクニカルコースを設定し、走行するものです。
 スタート・ゴールを設定し、その間の通過タイムを測定して順位を競うものが「ジムカーナタイムトライアル競技」でありますが、これも単に「ジムカーナ」と一般に呼ばれています。

    ジムカーナってどんなもの?

 駐車場等の空き地や自動車学校などのアスファルト路面にパイロン(工事用の三角コーン)やマーカーなどの障害物を設置し設定したコースを1台ずつ走行し、タイムを競う競技で(レースと言うより競技と呼んだ方がしっくりくると思います)通常は午前と午後の2回走行を行い、最も速いタイムを採用し競います。
 4輪の方がメジャーでサーキットなどには専用のジムカーナ場があります。2輪の場合は、自動車学校などの施設を使用して競技会が開催されるケースが多いようです。

ジムカーナの良いところは?

 「走る」・「曲がる」・「止まる」の走りのエッセンスが凝縮されており、比較的低い速度で(ほとんどが直線スピードで60km/hr程度のようです。
 ただし、コースの設定と参加者の技量により、80km/hr程度の速度が出る大会もあるようです。)体験できるため、比較的安全に運転技量の向上が図れます。 また、普段町中を走っているバイクで気軽に参加できるハードルの低い2輪競技であるといえます。(特別な改造は不用です)
   


2・ ジムカーナ競技の歴史

 「ジムカーナ競技の起源は明らかではありませんが、65年頃、東京の多摩地区のカワサキ販売店が始めたともいわれ、カワサキ販売店を中心に発展し、'82〜89年にはカワサキ安全普及本部により全国大会が開催されました。
 その後カワサキ(KAZE)が選抜大会を数回行ったものの全国大会は開催されず、各地で散発的に競技会が開かれるようになりました。」(RIDERSCLUB誌1992年11月20日号より引用)
 現在関東地方ではダンロップ杯・バトラックス杯などが代表的なシリーズ戦として開催されており、東北や東海以西でも諸団体主催によるシリーズ戦が行われています。
 また東海以西では、95年より関西を中心に活動する団体GRA(ジムカーナ・ライダース・アソシエーション)の提唱により各地方のジムカーナ関連団体の持ち回りの形で「ジムカーナ・グランプリ(GP)」が開催されるようになりました。


3・ ジムカーナと安全運転教育

 ジムカーナ走行ならびに傾斜走行・コーススラローム(タイトなターンとS字・クランク等を組み合わせたテクニカルコースを走行する課題)は、通常平均 20〜30km/h程度の比較的安全性の高い速度域で行われ、自動2輪車の運動特性に対する理解・基本的な運転操作の習熟につながる課題の一つとして、競技を目的としない一般ライダー向けのライディングスクールや安全運転講習会などで現在広く行われています。
 また、ジムカーナ競技の上級者には、安全運転指導員・教習所指導員・インストラクター、安全運転競技の上位入賞者や安全運転講習会の長期受講者など、安全運転の指導的立場にあり、かつ公的あるいは民間の2輪車安全運転普及活動の第一線で活動する者が数多く存在しており、2輪競技の中でも安全運転教育の現場との接点が広いこともこの競技の大きな特徴といえます。


4・ 近年の動向

 80年代までは競技への参加は比較的限られた愛好者のみに限られておりましたが、90年代に入り普及活動が活発化し、技能向上やイベント性の面が評価されはじめ、折からのネイキッドバイクの流行もあって、愛好者が着実な増加をみせています。
 最近の傾向としてはコースの高速化、競技車両の特殊化があり、これに対してコース設定や表彰内容を多様化したり、レギュレーションによって車両の特殊化を抑制したりといった試みも行われています。
 また愛好者の増加に対して競技向けを明示した練習機会は数少ないことから、多くの愛好者が既存の安全運転講習会やライディングスクールを利用して、あるいは無許可の場所での練習を行っている現状もあり、これに対して各ジムカーナ団体が練習会を積極的に行うなど練習機会を増やすための取り組みも盛んになっています。


5・ 今後の展望

 ジムカーナ愛好者の立場からはこの競技が社会的に認知された存在となり、健全な2輪モータースポーツの一分野としての地位を確立することが望まれています。
 各団体により様々な取り組みが行われていますが、近年関西のGRA・東海のTSRA・広島のHGC等西日本のジムカーナ主催者団体が試みてきた「競技者自身による自主的競技開催・運営」=「参加者全員スタッフ制」の運営形式が「ジムカーナ・グランプリ」を通じて全国に広がりをみせつつあり、今後が注目されています。



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